シルクロードは中央アジアを東西に横断する古代の交易路で、東洋と西洋をつなぐ重要な役割を果たしました。
以下にシルクロードの特徴とおすすめの観光名所をご紹介します。
歴史的な交易路
シルクロードは、紀元前2世紀から18世紀にかけて、中国からローマまでの広大な地域を結ぶ交易路でした。主な交易品は絹（シルク）で、中国で作られた絹製品が西アジア、インド、ローマなど遠方の地域に運ばれました。その他にも宗教、金や宝石、火薬、製鉄技術、絨毯、香辛料、野菜、果物、陶器、絵画技法など、幅広い物品や文化がシルクロードを通じて往来しました。
交易ルート
シルクロードは複数の交易ルートから成り立っています。主なルートには以下があります
「河西回廊」西安から蘭州、武威、張掖、酒泉、敦煌へと続く1000キロの道。中国の長安（現在の西安）が出発地点です。
天山北路: ハミからサマルカンドへと続くルート。天山山脈を抱く美しい景観が広がります。
天山南路: コルラからカシュガルへと続く道。三蔵法師がインドへ向かう際に通ったルートです。
西域南道: ミーランからホータンへと続く最古の道の一つ。
観光名所
西安（シーアン）: シルクロードの東端で、兵馬俑や大雁塔などの歴史的な遺跡があります。
蘭州（ランシュウ）: 黄河が流れるシルクロードの要所で、炳霊寺石窟などがあります。
敦煌（トンコウ）: 美しい莫高窟（モーガオク）があり、仏像や壁画が保存されています。